Webで収益を上げられるのはブログだけじゃない。自己ブランディングが苦手な方にはサイト作りがおすすめ
最近では、様々なブロガーの方が、PV報告や収益報告をしていて、Webで収益を得るならブログ。副業するならブログ。
というイメージが広く認知されてきているのではないでしょうか。
確かに自分の興味のあることを記事にして、それが収益につながるというのはとても素晴らしいことですし、もっと多くの方がどんどん面白い情報を発信する様になれば良いなと思います。
ただ、Webで収益を得るためには、必ずしもブログでなければならないというわけではありません。
収益を得たいけど、自分を出していくのは苦手だという方もいるでしょうし、そういった方はWebで収益を図るのは無理なのか?というと、決してそうではありません。
自分の顔や私生活などを全く出さずにWebで十分な収益を得ることも可能です。
今回は、ブログをやってみたいけど、セルフブランディングは苦手で…という方のために、情報サイトを作るという選択肢について書いてみたいと思います。
ブログ型とサイト型の違いって?
ブログを書くにしても、サイトを作るにしても、Web上に情報を発信するという点では何ら違いがありません。
ただ、ブログとサイトには、その構造や方向性が大きく違うと感じています。
簡単に2つの特徴をまとめると、以下の様になると思います。
ブログ型は幅広いテーマで更新できる
ブログの大きな特徴としては、やはりどんなテーマでも取り扱うことができる。という点です。
グルメや旅行レポートをしても良いですし、最新のガジェットを購入したレビューを書いても構いません。
自分の体験を全て記事にできますし、とにかく何でもアップしてみて、読者の反応を知ることができます。
配信者にファンが付くと、新しい記事の投稿をSNSで拡散することもできるので、検索エンジン以外からもアクセスを呼び込むことができます。
サイト型は1つのテーマをコツコツ書いていく
それに対してサイト型は、1つのテーマの情報を網羅的に書いていきます。
ブログの様に更新頻度は高くなく、ある程度の情報量をアップしてしまえば、ひとまず完成で、あとは定期的に内容やデザインをメンテナンスしていきます。
ブログに対してSNSでの拡散が難しい場合もありますが、1人ユーザーがアクセスすると、サイトのトップページから順番にコンテンツを見て回ってくれる様なイメージです。
ジャンルに特化したブログとサイトの違い
雑記ブログではなく、特定のジャンルに特化したブログというものもありますが、これは方向性としてはサイトに近いですが、構造的にブログになっているという印象でしょうか。
もしジャンル特化型のブログを運営するなら、そのジャンルでまずはサイトを作って、その中にブログコーナーを作っても良いのではないかなと思います。
特定のジャンルの情報を深掘りしたサイトを作る
個人的には、雑記ブログが、その発信者にファンを付けていくものだとしたら、サイトはそのサイト自体にファンを付けていくという捉え方をしています。
そのため、サイトに運営者の顔やプロフィールがなくても、書いているコンテンツだけで信頼を得ていきます。
1つのジャンルのことを網羅的に書いているため、SNSで拡散されて大幅なPVアップとはならなくても、その情報を細かく探しているユーザーのアクセスが期待できます。
また、アクセスしたユーザーは、自分の探していた内容を取り扱う専門サイトだという認識を持つため、コンテンツを隅々まで見てくれます。
自分が深掘りできるジャンルでサイトを作る
こういった特化型サイトを作るには、やはり自分が深掘りできる・興味があるジャンルで取り組む必要があります。
1記事で完結するわけではなく、1サイト全体でそのテーマについて語るので、自分が興味のあることでないと完成させることができません。
また、そのテーマに必要な知識が増えてくるため、自分自身が誰よりも詳しくなる必要があります。
もし、すでに自分の中に膨大な知識があるとすれば、それを見た人に分かりやすく伝える努力が必要不可欠です。
特定のジャンルに興味のあるユーザーが集まるため収益化は十分可能
有名なブロガーさんの様に、何十万のPVを集めることができなくても、特定の分野に興味のあるユーザーのアクセスが得られるため、収益化することも十分可能です。
ただし、取り組むジャンルによっては、紹介するものがなかったり、読んだだけで完結する様な内容だったりすると、大きな収益にはなりません。
サイトを作り始める前に、本当にこの情報を探している人はいるのか?需要はあるのか?というリサーチは必要です。
大きな収益を求めていないということであれば、自分の好きなことでまず作り始めても良いと思います。
1人の人間が興味があって、伝えたいことに、日本中の誰も興味がないということは、まずありません。
ブログではないサイト作りに関するまとめ
たくさんのPVを集めるブログと比較すると、地味な印象はありますが、自分をブランディングすることが苦手で、でも情報発信はしたいという方にとっては、最適な方法かなと思います。
私も、こうしてブログを書いていますが、自分自身の情報を発信するのは苦手なので、上記の様な方法をとっています。
Webで収益化することには興味があるけど、ブログは苦手…と感じる方は、コツコツサイト作りに取り組んで見てはいかがでしょうか。
Googleの大変動でブログのアクセス数が激減した人に伝えたいこと
最近ブログやサイトを運営している方の、『Googleの大変動によりアクセスが激減した』というエントリーやTweetをよく見かけます。
この変動を受けて、ブログやサイトの方向性を急激に変えるといった方や、運営自体を辞めてしまう方など様々な動きがあるかと思います。
これに関して、個人的に思っていることをまとめてみました。
Googleの大変動は過去に何度も起こっている
最近ブログやサイトを運営の始めた方にとっては、今回の変動で相当驚いたことかと思いますが、実はGoogleの変動って過去に何度も起こっています。
私自身は、Webやブログの運営を始めて4年目になりますが、Googleの変動が起こるたびにアフィリエイター界隈や、SEO界隈が大騒ぎになっています。
幸い、私が運営しているサイトには毎度何の影響もなく、アクセス減もアクセス増もなく、無風ということばかりでしたが、よくチェックしていたサイトがいなくなったりと、その影響の大きさを感じていました。
Googleが決めたアルゴリズムによって順位の変動が起こる
こうした騒動の際は、Googleが何らかのアルゴリズムを導入して、検索順位が大幅に入れ替わっています。
これまであるキーワードで検索1位に出ていて、毎日1,000PVを生み出していた記事が、50位代に落ちていて、全くアクセスが集まらなくなるという事が平気で起こります。
この検索順位を決める要因には、過去に色々言われていて、ざっと振り返っても以下のようなものがありました。
- 自作自演のリンクをしていると検索順位が落ちる
- オールドドメインを使っていたサイトの検索順位が落ちる
- 短文の記事しかないサイトは検索順位が落ちる
そして、今回の騒動で大きく影響を受けたと言われるキュレーション系のサイトの順位の下落。
とにかくGoogleの変動で検索順位が大幅に下落してしまうサイトには、何らかの共通点があるのではないかという事で、順位が変動したサイトの傾向から、SEOに詳しい方々は、変動の内容を分析し、SEOに不利な点は改善するようにしているようです。
Googleの基準とユーザーの基準は全く違う
毎回この大変動の後に思うのですが、Googleは適切な検索結果にするために、新しいアルゴリズムを導入し、その後の検索結果が大きく変わります。
しかしこれがユーザーにとって、必ずしも良くなるとは限りません。
確かに、Googleが問題だと認識する方法で検索順位を上げているようなサイトの順位が下がるということもありますが、そうではないサイトも同じ様に下げらてしまうという事が必ず起こります。
サイトや記事の質って誰が決めるの?
よく『人に役立つ質の高い記事を書いていれば…』と言いますが、残念ながら質の高い記事が必ずしも評価されるとは限りません。
これはよく思うのですが、『質』って見る人やその背景について変わると思っていて、万人にとって質の高いものってないのではないかな?と思います。
例えば、ある病名のことを調べようと検索している人がいたとして、検索する人によって『急いでいるから早く知りたい』という人と『腰を据えてじっくり読みたい』という2つの背景があるとします。
最近の傾向だと、情報量の多い記事が高く評価されているかと思いますが、急いで調べている人にとっては、前置きが長く、関連情報まで全て網羅している様な記事は、決して求められているものではありません。
ただ、それでもGoogleは何かの基準に沿って検索順位を決めなければいけないので、様々な要素を組み合わせて、あるキーワードに対して暫定1位を決めているという状態だと思います。
なので、特に不正をした心当たりがないのに、今回の変動で検索順位が大幅に下落してしまった方も、たまたまGoogleの何かの基準に引っかかって下落したと考えると良いのではないでしょうか?
大切なのは不確かなシステムを利用していると自覚すること
ブログやサイトで収益を得ている方にとっては、特に今回の大変動の様なものが起こると、大打撃を受けると思います。
特に1つのブログだけを運営していて、収益のほとんどをそのブログに委ねていたという様な場合は、特に大変です。
ブログやWebで収益を得ていく中で、忘れてはいけないのが、『発展途上のシステムを利用している』ということです。
検索順位を決定する要素というのは、この先も人のニーズに応えようと、どんどん進化していくでしょう。
もしかしたら、一生完成なんていうのはないのかもしれません。
検索エンジンを利用して、何らかのビジネスを行っていくには、こうした不確かなシステムの上に成り立っているということをしっかり自覚しておく必要があると感じています。
アクセスや収益がなくなっても知識や技術は無くならない
今回の変動で、アクセス数や収益に大きな影響があったという方も、今回のことでWebサイトやブログの運営を諦める必要はないと思います。
これまでアクセス数を集める事ができたり、そこから収益を生み出す事ができたのであれば、Googleはさておき、人に何らかの情報や知識を与える事ができたという事実に変わりはありません。
また、読みやすい様に工夫したブログのデザインや、分かりやすく情報を整理するためのライティングなど、読み手にアプローチする技術までがなくなってしまったわけではありません。
Webの良いところは何度でもやり直せるところ
1度アクセスが激減してしまったものを復活させるのは、大変な事かもしれません。
いくら更新しても、もう二度と以前の様な評価を得ることはできないかもしれません。
そんな時は、また0からのスタートだと思って、新しくドメインを取得し、別のやり方でスタートさせてみても良いのではないでしょうか?
はてなブログを使っていて、うまくいかなかったのなら、別のブログサービスを利用してみても良いでしょうし、Wordpressを一から構築して見るのも良いでしょう。
とにかくどんな状態になっても、いつでもやり直す事ができるのがWebの魅力ではないでしょうか。
とにかく考えながらコツコツ続けていくこと
ブログにしてもサイトにしても、検索エンジンやソーシャルネットワークなど外部の影響をとても受けやすい媒体です。
しかし、様々な情報を集めつつ、試行錯誤しながら続けていくことさえできれば、またアクセスを戻すことも、もしかしたら以前のアクセスを超えるものを作ることもできるのではないでしょうか?
気負う必要も全くありませんが、今回の変動で大きなダメージを負っている方も、Webが好きなら諦めることはありません。
検索エンジンに振り回されることなく、届けたい情報を分かりやすく発信していきましょう。
Webの勉強を始めるならブログも良いけど静的な1枚ページのサイトを作って見ては?
Webサイトの制作や、ブログの立ち上げをやってみたいけど、どこから始めれば良いか分からないという方は、多いのではないでしょうか?
私は全くの初心者で、初めてWebの世界に踏み込んだのがブログでした。
ブログを立ち上げると、カスタマイズ方法などを調べて、徐々にHTMLやCSSなどの知識が付いてくるのは間違いないのですが、知識が断片的になってしまい、全体像が見えてきません。
もし、これからWebを始めるなら、まずはHTMLとCSSで1枚の静的サイトを作ってみてはいかがでしょうか?
Webサイトの種類は大きく分けて2つ
Webサイトを作るといっても、その種類は様々です。
このはてなブログや、多くのブロガーが利用しているWordpressなどは、Web上でPHPなどのプログラムが動いていて、指定の場所に記事を入れれば、簡単にコンテンツをアップしていくことができます。
そしてアクセスしてきたユーザーに対して、その都度リクエストされたコンテンツを返していきます。
これがCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)と呼ばれる、動的なサイトです。
対して、静的サイトは、HTMLとCSSがメインに構成されていて、アクセスしてきたユーザーに対して、そのページの内容をそのまま見せることになります。
そのため、動的サイトよりも静的サイトの方が読み込みが早くなる傾向にあります。
また、動的サイトを作るとなると、様々な知識が必要ですが、静的サイトなら最低限のHTMLとCSSの知識があれば、作っていくことができます。
1枚の静的サイトの制作から始めて見る理由
これからWebサイトを作っていきたいにしても、ブログを作っていきたいにしても、Webの基本はHTMLとCSSです。
1枚ページのサイトを完成させるには、この基本となる知識が全て必要です。
試行錯誤しながら、とにかく1枚ページの作成を初めて、完成する頃には、非常に多くの知識が身についていることでしょう。
私は、あまり全体像がわからないままにブログを始めてしまいましたが、ある時期に静的サイトを作ってから、これは早くやっておけばよかったと思いました。
これからWebで何か始めたいという方も、ブログは立ち上げたけど、仕組みがよくわからず、カスタマイズなどに苦労しているという方は、是非1度挑戦してみることをおすすめします。
1枚ページのWebサイトを作る手順
1枚のページでも、複数のページを持ったサイトでも、作成する手順は同じです。
ここからは、実際に1枚のページを作成していく手順についてみていきましょう。
サーバーとドメインを取得する
まず最初にやることは、コンテンツの置き場所であるサーバーと、そのサイトの住所となるドメインの取得です。
これは、月額料金を支払って契約する有料のレンタルサーバーを利用しても良いですし、まずは無料でレンタルできるサーバーを借りても構いません。
無料のレンタルサーバーの多くは、無料の代わりに広告スペースが入ってしまったり、期限があったりと、制約は多いですが練習用には問題ないでしょう。
ただ、これから本格的にサイトの作成や、Wordpressの立ち上げなどを考えている方は、有料のサーバーを契約してしまっても良いと思います。
ドメインに関しても同様で、レンタルサーバーに登録した際にもらえる無料のドメインを使っても良いですし、有料の独自ドメインを契約してしまっても構いません。
どちらも有料のものにしても、1年単位で考えると、月々の費用は1,000円程度なので、思い切って契約してしまっても良いでしょう。
HTMLとCSSを使ってコンテンツを作っていく
サーバーとドメインが用意できたら、早速コンテンツを作っていきます。
静的サイトを作るのに必要なのは、テキストエディターだけなので、誰でも環境を整えることができます。
テキストエディターは無料で高機能なものがいくつも用意されています。
- Sublime Text
- Bracket
- Atom
などが有名ですが、私はAtomを使って書くことが多いです。
HTMLで構造を作りCSSで見た目を整える
HTMLとCSSの役割について簡単に解説すると、HTMLは、サイトの構造を作っていくもので、CSSは見た目を整えるものということになります。
HTMLで文章や画像の入った箱をいくつも用意して、それらを積み木のように順番に積んでいきます。
それらを左右に配置したり、大きさを変えたりして、みやすく見た目を変化させていくのがCSSです。
1枚のページをみやすく完成させようとすると、必然的にHTMLとCSSについて詳しくならなければなりません。
作成したファイルをFTPソフトを使ってサーバーにアップする
HTMLとCSSの2つのファイルができたら、その2つのファイルをFTPソフトを使って、サーバーにアップします。
取得したドメインにアクセスして、作ったサイトがブラウザに表示されれば完成です。
もちろん、完全に出来上がってからアップする必要はなく、HTMLとCSSファイルの作成途中にアップして、見た目を確認します。
そして修正→アップという過程を繰り返し、確認しながら完成を目指してコンテンツを作っていきます。
1枚ページの作成過程に必要な知識が全部詰まっている
1枚のページを作る過程を簡単に解説しましたが、どんなサイトを作るときでも、ほぼ同じ過程を辿ります。
1度この過程を経験しておくと、Webサイトの基本的な仕組みがわかるので、ブログのカスタマイズや、Wordpressでオリジナルテーマの作成など、どんどん応用していくことができます。
次回は、実際にHTMLとCSSファイルを作り、実際にアップする過程を記事にしたいと思います。