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個人で作っているサイトの制作メモとWeb関連の雑記

クレジットカードについて解説するサイトを立ち上げました

これまでいくつかのジャンルでサイトを作ってきましたが、今回はクレジットカードのサイトを作ることにしました。

クレジットカードは当然自分自身でも持っていて、毎日のように使っているのですが、サイトという形にするのは初めです。

この記事では今回立ち上げたクレジットカードのサイトについて、立ち上げまでに考えたことを書いて見たいと思います。

クレジットカードのサイトを立ち上げるまで

まず、クレジットカードのサイトを立ち上げたのは、ほとんどの人が一生に一枚はクレジットカードを作るということで、当然検索需要は耐えないだろうと考えたからです。

もうすでに多数のサイトがあるので、これから作ってもアクセスを集めるのは難しいかもしれませんが、それはどのジャンルにも言えることですし、実際のところは作って見ないと分かりません。

お金に関するサイトの中にサイトを作る

クレジットカードだけでなく、今後の展開がしやすい様に、お金をテーマに扱うつもりでドメインを取得しました。

取得したドメインでひとまず作ったサイトのトップページは、こちらです。

Money Text - お金がわかるテキストサイト

ここから、サブディレクトリにそれぞれのカテゴリーに合ったサイトを作って行こうと思います。

ただ、クレジットカードのサイトだけでも満足に記事の投稿が進んでいないので、他のカテゴリーに関しては、制作するかどうかも怪しいと言ったところです。

こういう形にしたのは、自分の性格として、最初にいくらサイト設計をやっても、毎回もっと大きなテーマでサイトを作れば良かった…と後悔するからです。

お金という大きなテーマでサイトを作っておけば、後からどんなことを思いついてもサブディレクトリにサイトを作って対応できると考えて作りました。

クレジットカードのディレクトリはWordpressマルチサイトで

今回のサイトの設計としては、久しぶりにWordpressマルチサイトを使って作成しました。

まず、ドメインのトップページに静的HTMLサイトの様な簡易Wordpressテーマを作り、できたディレクトリにリンクを送るようにします。

そして、それぞれのディレクトリには、こちらも自作のシンプルなWordpressテーマを入れて、適用しています。

まずはある程度の記事を入れて言って、アクセスやクエリを見ながら、テーマをカスタマイズしていこうと思っています。

現在のクレジットカードのサイトはこちらから。

クレジットカードのテキスト - おすすめのカードや選び方を分かりやすく解説

クレジットカードの体験談を募集する

クレジットカードの情報は、カード会社の公式サイトをしっかり読めばある程度分かりますが、実際に使った人の体験談や、そのカードを選んだ理由というのは、なかなか知ることができません。

そこで、クラウドソーシングでクレジットカードの体験談を募集することにします。

とりあえず、どうして選んだか?使用感はどうか?というところが分かれば十分なので、タスク形式で募集をします。

やはりクレジットカードを利用している人が多いため、比較的簡単に体験談を集めることができました。

集まった体験談を読みやすい形に修正して、クレジットカードの口コミとしてアップすることにしました。

ただ、口コミばかり集めても同じような内容ばかりになってしまうため、口コミは〜20記事ほどあれば十分かなと思っています。

現時点では口コミ記事を十数記事アップしただけなので、アクセスはほぼありません。

クレジットカードの検索クエリをヒントにコンテンツを作る

アクセスはありませんが、Search Consoleに登録しているので、現在のサイトの状態でも検索で表示されたクエリを見ることはできます。

初めて参入したジャンルだと、この検索クエリはとてもヒントになると考えていて、実際の検索需要からコンテンツを作っていこうと思います。

もちろんここで表示されるクエリは、誰でも思いつくようなものが多いので、すぐに上位に表示されてアクセスが来るということはありません。

それでも、実際に検索されたという事実は結構大事で、それらに関連した細かいクエリでアクセスが来ることは十分に考えられます。

そうしたアクセスにしっかりと答えを返すことで、アクセスが徐々に増えたり、さらに多くのクエリを拾えるようにとサイトが成長していくと考えています。

クレジットカードのサイト立ち上げに関するまとめ

こんな感じでゆるやかにスタートしたクレジットカードのサイトですが、収益化できるのはまだまだ先の話でしょう。

まず、ここまでサイトの設計をせずにサイト制作をスタートしたことはありませんでしたし、ここまでリサーチをせずに始めたこともありません。

その分、今後どのように運営していくかは柔軟に対応できそうなので、サイトへのアクションを見ながら、Wordpressテーマをカスタマイズしたり、導線を考えたりしたいと思います。

ブログを無理に収益化する必要はないと思う理由

ブログ運営をしていると、ブロガーさんたちが数十万PVを達成していたり、月に100万円以上の収益を上げているという記事を目にする事が多くあります。

これを受けて、"自分も収益化を頑張ろう"と考える方も決して少なくないのではないでしょうか?

でも、結局収益化に振り切れずに、挙げ句の果てには何を書いていいか分からないという様なエントリーを目にしたこともあるので、少し思ったことを書いてみたいと思います。

そのブログは何のために立ち上げたのか?

ブログを立ち上げる理由は人によって様々かと思います。

最初から収益を目的にブログを立ち上げた人もいるでしょうし、ただ楽しそうだからとブログを立ち上げた人もいるでしょう。

最初から収益を目的にブログを始めたという方は、検索されそうなキーワードを選んで、それに対する丁寧な答えを記事にし、アフィリエイトリンクを設置し…と繰り返して行けば、収益はどんどん上げていけるでしょう。

一方で、"収益も気になるけど、自分の好きなことを発信したい"と思ってブログを立ち上げた方にとっては、収益を求めることってどこか苦しくなるんじゃないかなと思います。

好きで発信して後で収益化を考えるのが一番強い

ブログを収益化する上で、一番うまくいくだろうなと思うのは

  • とにかく書く・発信する事が大好き
  • 記事を通してユーザーとコミュニケーションを取るのも好き

という様に、ブログ運営が楽しくてたまらないというタイプです。

好きでやっていたらいつのまにかPVが増えていて、後から収益への導線を整えるというのが一番強いんじゃないかなと思います。

お金は後から付いてくるというのは、綺麗事ではなく、ブログの場合多いにあり得ることですし、実際人気のあるブログを運営されている方のブログは、楽しんでやっている様子が伝わってきます。

同じく好きで運営しているという場合でも

  • 狙ったキーワードでアクセスがくる
  • 読者が狙い通りに導線を辿る

という様なブログを通じたWebマーケティングそのものが好きという方もいるでしょう。

こういった場合も、データや売り上げが積み上がってくこと自体が楽しいので、ブログへの検索流入をどんどん増やしていく事ができます。

最終的にはこの両方を楽しんでやっているという人も少なくないのではないでしょうか。

何でもそうですが、好きでやっている人には、模倣できない熱量があり、同じ土俵で戦っても同じ様な結果を得られることはないでしょう。

ブログの目的を思い出して好きな様に運営する

周りを見ると、莫大な利益を得ていて羨ましいけど、自分ではそこまでできないと少しでも感じる場合は、あえてそのブログで大きな収益を目指す必要はないのではないでしょうか?

  • 検索エンジンからの流入を考えて記事を書く
  • ユーザーに役立つ記事を書く

というのはとても大事ですけど、どちらも"収益化"や"アクセスアップ"に大事なものであって、本来ブログは書き手が好きなことを書いて、ユーザーがそれを見にくるものです。

違和感を感じながら書くよりも、発信したいと思うことを発信するのが重要ですし、読んでいてもそちらの方が面白いです。

収益を捨てられない場合は別で作ってみるのもあり

こういう記事を書いたからといって、別にブログで収益をあげることに反対している訳ではありません。

Webだけの話ではなく、人が集まるところには、必ず広告があるものですし、それだけ価値があるものだと思います。

ただ、"これまでの読者のことを考えると、どうしても収益化に走れない"という様な場合や、"愛着を持って育てたブログの路線を変更したくない"という場合は、収益に特化した別のブログやサイトを運営してみるのも良いのではないでしょうか?

個人で発信したいことと、検索ユーザーのことだけを考えて発信したいこととを極端に分けてしまうという形です。

以前にこんな記事を書いているので、こちらも参考にしてみてください。

www.web-text.net

もちろん、好きなことを発信しつつ収益化もできるという運営の仕方ができる人は、何も迷う必要はありません。

収入はあった方が良いに決まっていますし、Webサイトやブログを運営する力があれば、現状収益を得るのは決して難しくありません。

本来自由に発信するはずのWebが、収益化という言葉が足かせになって不自由になっては勿体ないなと感じます。

2年運営したサイトが月に40万円の収益をあげるサイトに成長した経緯をまとめてみる

運営開始から丸2年が経ったサイトの、先月の収益が40万円を超えました。

まだまだ伸びしろがあるサイトだと思うのですが、2年という運営期間を一区切りに、ここまでの経緯をまとめてみたいと思います。

これからブログやサイトを作ってみようかと思っている方の参考になれば幸いです。

このサイトと運営者の概要

まず、このサイトの概要を簡単に書いておくと、以下のようなサイトです。

  • 1つのジャンルに特化したサイト
  • 独自ドメイン (2015年2月に取得)
  • Wordpressで運用
  • 記事数約100記事 (今後追加予定)
  • 15,000PV (直近3ヶ月の平均)
  • 収益手段はASPアフィリエイトのみ

3,4年ほど前に、勤めている会社のWebサイトを作ることになったのがきっかけで、サイトのデザインやマーケティングに興味を持ちました。

それから、個人でもいくつかサイトを作り、AdsenseやASPアフィリエイトでちょこちょこ収益の上がるサイトを持っていました。

そのため、このサイトを作る前にどうやってアクセスを集めるか?どうやって収益化するか?というのはある程度のイメージができていました。

後はやるだけ!という状態だったのですが、空いた時間にだらだら作っていたので、ここまでサイトが成長するのに2年間もかかってしまいました。

このサイトを作り始めた経緯

このサイトを作るきっかけになったのは、自分自身がある通信系のサービスを契約した経験です。

契約前に公式サイトや、そのサービスについて解説した他のサイトをたくさんチェックしました。

通信系のジャンルは様々な企業がアフィリエイト広告を出稿していて、単価が数千円〜数万円と高額な分野です。

そのため、アフィリエイトサイトの数も多く、それだけ需要のあるジャンルだということが分かりました。

自分自身が、実際契約する立場になって知りたい事や、疑問に思ったことを調べていたので、契約する頃にはそれなりの知識が備わっていました。

それなら、この集めた情報でサイトを作ってみようと考え、制作を開始しました。

ブログではなく情報サイトとして作る

ブログの場合は、新しい記事を定期的に更新していくという運用形態をとりますが、サイトの場合は異なります。

最初にサイトのテーマを決定し、カテゴリーを決め、カテゴリーに属する記事を決めていきます。

今回のサイトの場合は、最初に5つのカテゴリーとそれぞれのカテゴリーに属する記事を30記事ほどリストアップしました。

後はドメインをとって、サーバーにWordpressをインストールし、カテゴリーの設定をしたら、早速記事を入れていきます。

最初に投稿する記事を決めていたので、ドメインを取得してから1ヶ月が経つ頃には全ての記事を入れ終わっていました。

サイトを立ち上げてからのアクセス数と収益の推移

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この画像は、サイトを立ち上げてから2年間のアクセス数の推移です。

ブログの様にバズってSNSで拡散されるということが無かったので、サイトへのアクセスはほぼ検索エンジンからのアクセスです。

上の画像は、Google Analyticsで自然検索トラフィックだけに絞って表示させています。

1 -3ヶ月はほぼアクセスがない

ご存知の通り、新規ドメインを取得後3ヶ月間は、検索エンジンからのアクセスがないと言われていて、このサイトも全く同じ道を辿ることになります。

過去に作ったサイトの経験から、これは分かっていたことなので、記事を投稿しながら気長にアクセスが来るのを待つことにします。

4 - 6ヶ月目は細かいキーワードでアクセスが来る

この頃になると細かいキーワードでアクセスが集まりだします。

とはいえ、1日10PV - 40PV程度のアクセス数なので、まだまだ少ないアクセス数です。

しかし、このサイトに集まって来るユーザーは、特定の情報を探しているユーザーばかりなので、サイト内のコンテンツをたくさん見てくれます。

ブログでも『関連記事』として同じカテゴリーの記事を表示させることがありますが、こういったサイトの場合は、サイト内にある記事は全てが『関連記事』となります。

運営開始から半年も経つ頃には、徐々にこのサイトからの申し込みが制約し、月に2万円程度の収益を上げる様になっていました。

6 - 12ヶ月で足りない情報を足していく

サイトの運営期間が半年も経過すると、AnalyticsやSearch Consoleで様々なユーザーの情報が得られることになります。

人気の記事や直接成約につながりやすい記事など、情報を探しているユーザーの興味や行動を分析することができます。

また、Search Consoleでは実際にユーザーが検索したキーワードを見ることができるので、ユーザーが求めているのに、サイトにきちんとした情報がない項目を知ることができます。

こういった情報から、記事を足していき、1年が経つ頃には記事数が60記事ほどに増えていました。

そのため、立ち上げから1年間は順調にアクセスが増えていき、この頃には成約も増え、月に8万円 - 10万円ほどの収益を得られるサイトになっています。

しかし、ここで問題が起こります。

追加したい情報が増えていき、カテゴリーの設定やサイト全体の構造にどんどん違和感を感じる様になってきました。

完全に最初の構想が甘かったためなのですが、自分の理想通りの設計にならなくなってきたため、更新するモチベーションが保てなくなってしまいました。

その結果、また別の新サイトの構造を考え出し、このサイトの更新がしばらくストップしてしまいました。

12 - 18ヶ月の間に徐々にアクセスが落ちていく

記事の追加はもちろんですが、古くなった情報の修正もしていなかったためか、アクセスが徐々に落ちていきます。

しかし、成約数は案外変わらず、安定して10万円程の収益があります。

このことが余計に余裕を生んでしまい、アクセスが落ちているのに何も手をつけないという6ヶ月間を過ごします。

今こうして見ると、自分でも意味がわからない判断なのですが、この時は完全に新しいサイトの設計や制作に意識が向かっていました。

この期間がなければ、もっとサイトの成長は早かったのではないかと思います。

18 - 24ヶ月でサイトの大規模な見直し

サイトを立ち上げてから1年6ヶ月の2016年8月に、これまでにない程アクセスが落ち込みました。

この時はそれに伴い、成約も減り、収益が月に5万円程に落ちてしまいました。

ここでようやく焦って、このサイトを大幅に修正することに決めます。

アクセス数が下がっていたので、大胆にサイトのトップページを変え、タイトルを変え、カテゴリーを新しく作り直しました。

また、このサイトの下層に関連するジャンルのサイトを1つ作り、そこにも記事を投稿していきます。

Wordpressのテンプレートも作り直し、内部の導線も見直しました。

サイトに投稿していた記事も1つ1つ見直し、サイト全体の大改修を行いました。

ここでようやくサイト全体の記事数が100記事程に増えています。

その結果、翌月の9月から徐々にアクセス数が増えていき、収益も元に戻ってきました。

さらに翌月・翌々月と順調にアクセスと収益が伸びていき、12月に過去最高の43万円の収益を得ることができました。

このサイトの今後

大規模な修正を行ったことで、自分自身が更新するモチベーションを取り戻せたことで、今後もしばらくこのサイトに注力することができそうです。

記事数が増えて、アクセス数が増えると、AnalyticsやSearch Consoleで得られる情報がどんどん多くなっていくので、改善する点や追加する記事のヒントは比例して増えていくことになります。

アクセスがない内は改善のしようもありませんが、運営し続けることで見えて来るものがあるなと肌で感じることができました。

このサイトについては、また大きな変化があれば、記事にしてみたいと思います。