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個人で作っているサイトの制作メモとWeb関連の雑記

2年運営したサイトが月に40万円の収益をあげるサイトに成長した経緯をまとめてみる

運営開始から丸2年が経ったサイトの、先月の収益が40万円を超えました。

まだまだ伸びしろがあるサイトだと思うのですが、2年という運営期間を一区切りに、ここまでの経緯をまとめてみたいと思います。

これからブログやサイトを作ってみようかと思っている方の参考になれば幸いです。

このサイトと運営者の概要

まず、このサイトの概要を簡単に書いておくと、以下のようなサイトです。

  • 1つのジャンルに特化したサイト
  • 独自ドメイン (2015年2月に取得)
  • Wordpressで運用
  • 記事数約100記事 (今後追加予定)
  • 15,000PV (直近3ヶ月の平均)
  • 収益手段はASPアフィリエイトのみ

3,4年ほど前に、勤めている会社のWebサイトを作ることになったのがきっかけで、サイトのデザインやマーケティングに興味を持ちました。

それから、個人でもいくつかサイトを作り、AdsenseやASPアフィリエイトでちょこちょこ収益の上がるサイトを持っていました。

そのため、このサイトを作る前にどうやってアクセスを集めるか?どうやって収益化するか?というのはある程度のイメージができていました。

後はやるだけ!という状態だったのですが、空いた時間にだらだら作っていたので、ここまでサイトが成長するのに2年間もかかってしまいました。

このサイトを作り始めた経緯

このサイトを作るきっかけになったのは、自分自身がある通信系のサービスを契約した経験です。

契約前に公式サイトや、そのサービスについて解説した他のサイトをたくさんチェックしました。

通信系のジャンルは様々な企業がアフィリエイト広告を出稿していて、単価が数千円〜数万円と高額な分野です。

そのため、アフィリエイトサイトの数も多く、それだけ需要のあるジャンルだということが分かりました。

自分自身が、実際契約する立場になって知りたい事や、疑問に思ったことを調べていたので、契約する頃にはそれなりの知識が備わっていました。

それなら、この集めた情報でサイトを作ってみようと考え、制作を開始しました。

ブログではなく情報サイトとして作る

ブログの場合は、新しい記事を定期的に更新していくという運用形態をとりますが、サイトの場合は異なります。

最初にサイトのテーマを決定し、カテゴリーを決め、カテゴリーに属する記事を決めていきます。

今回のサイトの場合は、最初に5つのカテゴリーとそれぞれのカテゴリーに属する記事を30記事ほどリストアップしました。

後はドメインをとって、サーバーにWordpressをインストールし、カテゴリーの設定をしたら、早速記事を入れていきます。

最初に投稿する記事を決めていたので、ドメインを取得してから1ヶ月が経つ頃には全ての記事を入れ終わっていました。

サイトを立ち上げてからのアクセス数と収益の推移

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この画像は、サイトを立ち上げてから2年間のアクセス数の推移です。

ブログの様にバズってSNSで拡散されるということが無かったので、サイトへのアクセスはほぼ検索エンジンからのアクセスです。

上の画像は、Google Analyticsで自然検索トラフィックだけに絞って表示させています。

1 -3ヶ月はほぼアクセスがない

ご存知の通り、新規ドメインを取得後3ヶ月間は、検索エンジンからのアクセスがないと言われていて、このサイトも全く同じ道を辿ることになります。

過去に作ったサイトの経験から、これは分かっていたことなので、記事を投稿しながら気長にアクセスが来るのを待つことにします。

4 - 6ヶ月目は細かいキーワードでアクセスが来る

この頃になると細かいキーワードでアクセスが集まりだします。

とはいえ、1日10PV - 40PV程度のアクセス数なので、まだまだ少ないアクセス数です。

しかし、このサイトに集まって来るユーザーは、特定の情報を探しているユーザーばかりなので、サイト内のコンテンツをたくさん見てくれます。

ブログでも『関連記事』として同じカテゴリーの記事を表示させることがありますが、こういったサイトの場合は、サイト内にある記事は全てが『関連記事』となります。

運営開始から半年も経つ頃には、徐々にこのサイトからの申し込みが制約し、月に2万円程度の収益を上げる様になっていました。

6 - 12ヶ月で足りない情報を足していく

サイトの運営期間が半年も経過すると、AnalyticsやSearch Consoleで様々なユーザーの情報が得られることになります。

人気の記事や直接成約につながりやすい記事など、情報を探しているユーザーの興味や行動を分析することができます。

また、Search Consoleでは実際にユーザーが検索したキーワードを見ることができるので、ユーザーが求めているのに、サイトにきちんとした情報がない項目を知ることができます。

こういった情報から、記事を足していき、1年が経つ頃には記事数が60記事ほどに増えていました。

そのため、立ち上げから1年間は順調にアクセスが増えていき、この頃には成約も増え、月に8万円 - 10万円ほどの収益を得られるサイトになっています。

しかし、ここで問題が起こります。

追加したい情報が増えていき、カテゴリーの設定やサイト全体の構造にどんどん違和感を感じる様になってきました。

完全に最初の構想が甘かったためなのですが、自分の理想通りの設計にならなくなってきたため、更新するモチベーションが保てなくなってしまいました。

その結果、また別の新サイトの構造を考え出し、このサイトの更新がしばらくストップしてしまいました。

12 - 18ヶ月の間に徐々にアクセスが落ちていく

記事の追加はもちろんですが、古くなった情報の修正もしていなかったためか、アクセスが徐々に落ちていきます。

しかし、成約数は案外変わらず、安定して10万円程の収益があります。

このことが余計に余裕を生んでしまい、アクセスが落ちているのに何も手をつけないという6ヶ月間を過ごします。

今こうして見ると、自分でも意味がわからない判断なのですが、この時は完全に新しいサイトの設計や制作に意識が向かっていました。

この期間がなければ、もっとサイトの成長は早かったのではないかと思います。

18 - 24ヶ月でサイトの大規模な見直し

サイトを立ち上げてから1年6ヶ月の2016年8月に、これまでにない程アクセスが落ち込みました。

この時はそれに伴い、成約も減り、収益が月に5万円程に落ちてしまいました。

ここでようやく焦って、このサイトを大幅に修正することに決めます。

アクセス数が下がっていたので、大胆にサイトのトップページを変え、タイトルを変え、カテゴリーを新しく作り直しました。

また、このサイトの下層に関連するジャンルのサイトを1つ作り、そこにも記事を投稿していきます。

Wordpressのテンプレートも作り直し、内部の導線も見直しました。

サイトに投稿していた記事も1つ1つ見直し、サイト全体の大改修を行いました。

ここでようやくサイト全体の記事数が100記事程に増えています。

その結果、翌月の9月から徐々にアクセス数が増えていき、収益も元に戻ってきました。

さらに翌月・翌々月と順調にアクセスと収益が伸びていき、12月に過去最高の43万円の収益を得ることができました。

このサイトの今後

大規模な修正を行ったことで、自分自身が更新するモチベーションを取り戻せたことで、今後もしばらくこのサイトに注力することができそうです。

記事数が増えて、アクセス数が増えると、AnalyticsやSearch Consoleで得られる情報がどんどん多くなっていくので、改善する点や追加する記事のヒントは比例して増えていくことになります。

アクセスがない内は改善のしようもありませんが、運営し続けることで見えて来るものがあるなと肌で感じることができました。

このサイトについては、また大きな変化があれば、記事にしてみたいと思います。