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個人で作っているサイトの制作メモとWeb関連の雑記

独自ドメインを取る前に必ず中古でないか調べなければならない理由と調べ方

以前からはてなブログを始めようと考えていて、先日ついにアカウントを取得し、このブログを立ち上げました。

早速Proアカウントに移行し、独自ドメインも取得して設定し…と順調だったのですが、いつもなら絶対にするはずのチェックを怠っていたことに気づきました。

それは、このドメインの過去の運用歴です。

もうブログを立ち上げてしまったので、仕方がないですが、これから独自ドメインを取得しようと考えている方は、必ずチェックすることをおすすめします。

新規ドメインと中古ドメイン

ドメインを取得する際に注意するポイントとして、そのドメインが新規ドメインか、中古ドメイン(Old Domain)かを調べる必要があります。

新しくドメインを取得するユーザー側としては、どのドメインも新規ドメインなのは間違いないのですが、検索エンジンにとってはそうではありません。

中古ドメインは過去に誰かが運用していたドメイン

中古ドメインは、取得する際に空いていたとしても、過去に誰かが取得し、何らかのサイトを運営していたドメインです。

それが数日前まで運営していたのか、数年前に運営されていて、何年も取得されていなかったのかなど、様々ですが、とにかく過去に誰かが1度でも取得したドメインです。

中には、取得→解約を何度か繰り返し、複数人の運営者を渡り歩いてきたドメインも存在します。

現在運用しているこのドメインは中古ドメインだった

今回の記事を書くきっかけになったのは、はてなブログを立ち上げるために取得したこのドメインが、中古ドメインだったからです。

取得して何気なく調べてみると、過去に海外のSEO業者のサイトとして運営されていたのが分かりました。

ですが、特に悪質な運用はされていないようだったので、このドメインは恐らくそこまで悪い影響はなさそうです。

中古ドメインはどうして注意が必要?

中古ドメインだからといって全てのドメインが悪いわけではありません。

ほとんどのドメインが中古であろうが取得しても何ら問題はありません。

ですが、中には良くない方法で運営されていたドメインというものが確実に存在します。

過去にGoogleにペナルティを受けていないか?

中古ドメインで最も注意しなければならないのは、そのドメインが過去にスパム判定を受けていないか?という点です。

例えば悪質なスパムサイトだった場合、Googleからペナルティを受け、検索結果に表示されなくなったという過去を持っている場合があります。

運営者は当然そんなドメインは破棄してしまうので、ドメインを取得したいユーザーとしては、また新規取得が可能な状態になっています。

何も知らずにそのドメインを取得してしまうと、いくら記事を入れても検索結果に反映されず、全く検索からのアクセスがないサイトになってしまいます。

きちんと運営されていたサイトなら一時的なメリットを感じることも

中古ドメインを取得して、反対にメリットに感じることもあります。

通常新規ドメインを取得して、サイトの運営を開始しても、しばらくは検索の順位がつかず、アクセスの少ない状態が続きます。

大体3ヶ月〜半年間サイト経てば、検索エンジンにそのドメインが認識されて、検索結果に表示され始めます。

しかし、中古ドメインの場合は、検索エンジンがすでに認識済みのドメインであるため、ドメインを取得してサイトを立ち上げると、短い期間で検索エンジンからの流入がある場合があります。

中には、取得する前にそのドメインを調べると、まだ検索エンジン上にコンテンツがインデックスされたままの状態になっていることもあります。

個人的には、これから長く運用していこうと考えているドメインなら、検索エンジンから余計な評価がついていない方が良いと思っています。

取得しようとしているのが中古ドメインかを調べる方法

ドメインの運用歴を調べるには、いくつかの方法があります。

どんな調べ方でも良いですが、一番簡単だと思う方法をご紹介しておきますので、これから新規ドメインを取得しようと考えている方は、一度やってみて下さい。

また、すでにドメインを持っている方も、調べてみると意外な運用歴が見つかるかもしれません。

SEOチェキを使ってドメインを調べる

取得しようとしているドメインを調べるには、SEOチェキ!を使うのが簡単です。

そのドメインの運用歴を調べるために必要な以下の項目が簡単にチェックできるからです。

  • インデックス数
  • シェア数
  • ドメインのアーカイブ
  • ブラックリスト判定

SEOチェキのテキストエリアに、調べたいドメインを入力すると、インデックス数とシェア数が表示されます。

また、そのページの下部には、アーカイブを調べるWay Back Machineへのリンクと、そのドメインがブラックリスト判定を受けていないかを調べるaguseへのリンクが貼られています。

それぞれのリンクをクリックすると、URLを入力する必要がなく、調査が開始されるので、とても便利です。

SEOチェキ!でドメインを調べてみる

ドメインの運用歴に関するまとめ

こんな記事を書いている自分が、調べもせずに中古ドメインを取得してしまっているので、何の説得力もありませんが、これからドメインを取得される方は、ぜひチェックしてみて下さい。

ただ、多くの場合過去に運用歴があっても問題ないことが多いので、どうしても取得したいドメインがあるなら、一応調査してみて問題がなければ取得してしまっても良いと思います。

自分しか運用したことのない真っさらなドメインを取得して、0から大事に運用していきたいという方は、運用歴のない文字列を探して、取得するようにしましょう。